耳音痴とは?診断や治し方!改善した3つの実例も詳しく紹介!

「耳音痴」という言葉を聞かれたことがおありでしょうか?

「自分はもしかしたら耳音痴・・・?」あるいは「うちの子供、大丈夫かしら?」と悩んでおられる方がたくさんおられます。

今回は、そういう方のために、耳音痴の診断や治し方、そして私が実践し、耳音痴を改善した実例をご紹介します。

耳音痴とは?

いわゆる「音痴」には、2つのタイプがあります。

運動性音痴感覚性音痴です。

運動性音痴のことを「のど音痴」とも言い、また感覚性音痴のことを「耳音痴」とも言います。

耳音痴とは、この感覚性音痴のことで、聞こえてくる音の高さを正しく把握できず、自分の出した音が合っているのかどうか分かりにくい人のことです。

「のど音痴」の人は、聞こえてきた音と自分が発した音の高さが違うことに気づくので、治すのも簡単ですけど、「耳音痴」の人は、自分の声が合っていないということに気づかないので、改善にはちょっと時間がかかります。

でも、先天的なものでない限り、改善できますので安心してください。

耳音痴の診断方法

「自分ではよく分からないけれど、もしかしたら耳音痴かも知れない・・・。」

そう思ったら、人前で歌うことがとても怖くなりますよね。

それで、自分が耳音痴かどうかの診断方法をご紹介します。

カラオケの採点機能を使う

人とカラオケに行く勇気がない人は、一人カラオケに行って、機械に診断してもらいましょう。

どこのカラオケ店にも採点機能が付いているので、自分の音程感や声の安定感、リズム感などをチェックすることができます。

またどの音で大きくずれるかも分かります。

自分の歌声を録音する

自分の声って、録音して聞くと、「えっ?これが私の声?」と思うほど、違って聞こえますよね。

でも、その声が他の人に聞こえる自分の声です。

自分の頭の中で響く声に気を取られていると、外から聞こえてくる音に合わせようとする働きが弱くなるかも知れませんが、録音した声を客観的に聞いてみると、音程がずれていることに気づくかも知れません。

ボイトレアプリを使う

今は数多くのボイトレアプリが存在します。

その中で、耳音痴を改善するのにおすすめのアプリを3つ紹介します。

n-Track Tuner

これは名前の通りチューナーですが、自分の音程を目で見て確認することができます。

アプリの音叉から一つの音を出して、それと同じ音を出してみると、音叉の音と自分の声の音程にどれくらいの違いがあるのかが一目瞭然です。

有料版もありますが、無料版で十分です。

カラオケ診断-UtaPro

こちらは無料で、自分に合った曲を見つけてくれるアプリです。

でも、音程分析や音程を合わせるゲームなどもできます。

分析採点JOYSOUND

こちらは有名なカラオケ店、JOYSOUNDの公式アプリです。

1か月360円で約14万曲のカラオケが歌い放題になります。

でも課金なしでも、1日に1曲なら歌い放題で、歌う度に採点をしてくれます。

ボイトレ教室で診断してもらう

直接、歌の教室に行き、自分が耳音痴かどうか診断してもらうのが、一番確実な方法です。

最初に音痴には耳音痴とのど音痴があると言いましたが、人それぞれ状況は違い、耳音痴とのど音痴が合わさっている方もおられます。

また、本当は音痴ではなく、思い込んでいただけだったという方もおられます。

ですから、可能ならば一度、ボイトレ教室の無料レッスンを受けてみられたらいいと思います。

耳音痴の治し方

もし、耳音痴の診断で、自分は耳音痴の可能性があると分かったら、何とか早く改善したいですよね。

それでは、耳音痴の治し方について解説します。

耳音痴を治すためには「聞く(聴く)耳」を育てなければいけません。

そのための方法を順序を追って説明します。

1 ピアノに耳を押し当てて音を聴く

ピアノで一つの音を出し、ピアノに耳を押し当てて聴いてみます。

すると振動が耳から伝わり、頭の中で音が響きます。

そして、音が響いている頭の中に入っていくようなイメージで、声を出して合わせてみましょう。

自分の声は、聞こえてくるピアノの音よりも小さめに出しましょう。

きっと、普段より、集中して音を聴くことができると思います。

2 ピアノの音に合わせて声を出す

今度は、普通にピアノの音に合わせてみましょう。

1で、「聴く」集中力が育っているはずですから、今までよりも音程に気をつけることができると思います。

但し、大きな声を出したらだめです。

ピアノの音を聴いたら、まずその音を頭の中で歌います。

次に、ピアノよりも小さな声でその音を歌ってみましょう。

今まで気づかなかったかも知れませんが、音が合うと何か気持ちがすっきりすると思います。

音は空気中の振動によって伝わるので、同じ高さの音ならば波形が一緒になるので、聴いていてすっきり、気持ちがいいんです。

音を合わせるという練習を繰り返すことにより、音が合った時の気持ちよさを体感できるようになり、自分の出す声への注意力もアップすることでしょう。

3 2音や3音で音程を合わせる練習をする

一つの音をしっかり聴いて合わせることができるようになったら、2音、3音と音を増やしていきましょう。

この時も大きな声を出さずに、よく聴いて歌います。

4 誰かの歌に合わせて歌う

少しずつ音を増やして、合わせることができるようになったら、いよいよ一曲歌ってみましょう。

音程の確かな人が隣で歌ってくれたら一番いいですけど、いつもそういう訳にはいきませんから、YouTubeやCDなどの歌声に合わせて歌ってみましょう。

この時も、最初は大きな声を出さずに、聞こえてくる歌声にしっかり合わせる努力をしましょう。

また、この時、しゃくりやビブラートなどがない素直な歌い方を真似しましょう。

5 普段、周りの音や人の話を注意深く聞く

また、歌の訓練だけではなく、普段、周りから聞こえてくる音や人の話を注意深く聞いて、聞く力をアップさせることも大切です。

耳音痴が改善した3つの実例

難聴のAちゃんの場合

小学5年生のAちゃんは難聴の子供さんでした。

でも、Aちゃんは音楽が大好き。

それで、私はピアノのレッスンを頼まれました。

「さて、Aちゃんにピアノを教える・・・どうしたらいいものだろうか?」と最初は悩みました。

ある時、ベランダに連れて行って、鉄の手すりにAちゃんの耳を当ててもらい、向こうの方から私が手すりを叩いてみました。

そしたら、その振動がすぐにAちゃんの耳に伝わり、Aちゃんはとても喜びました。

それで、私はいろいろなリズムを叩いて、Aちゃんにそのリズムを手で叩いてもらったり歌ってもらったりしました。

それから水の量を変えたコップを並べて音階を作り、耳をコップに当てて叩いてもらいました。

すると、水の量によって、耳への伝わり方が違い、音階というものを認識することができました。

そのうちに、Aちゃんには高い音はあまり聞こえないけど低い音は聞こえやすいことが分かりました。

それで、ピアノの練習曲の音の低い部分や学校で習う歌を練習することにしました。

私がピアノで一音ずつ弾き、ピアノに耳を当てたAちゃんが歌うというやり方です。

こうやって、Aちゃんは低い音程のところは随分歌えるようになりました。

これは随分前のことです。

大人になったAちゃん、今頃どうしてるかな?

20代のK君の場合

K君は知り合いの息子さんです。

ある時、「人前で歌うことになったからちょっとレッスンして欲しい。」と、私のところにやってきました。

k君の話し声はちょっと低音で魅力的です。

それで私は期待して、彼の歌を聞きました。

ところが、声はとてもいいんですけど、音程が外れています・・・。

K君は一生懸命に大きな声で歌いますが、伴奏や自分の声をあんまり聞かないで声を出していました。

それで、1フレーズずつピアノで弾いて、まずはそれを聴き、頭で歌った後、実際に声に出すようにしました。

それから、裏声を出す練習もして、裏声でピアノに合わせて歌ってもらいました。

そうするうちに、少しずつ、音が聞けるようになり、自分の出す音の高さとのギャップに気づき始めました。

3回目のレッスンでは、1曲通して歌ってもらいました。

最初はまだまだ不安定で、音が下がるところで下がらなかったり、逆に上がるところで上がりきれなかったり、同じ音程なのに動いたりといろいろありましたが、意識して歌ううちにだんだんと正しく歌えるようになりました。

K君は自分でも、よく聞いて歌う練習を重ね、皆の前で歌う時は、あのいい声を響かせ、上手に歌うことができました。

中学生のN君の場合

N君は、私が中学校の音楽教師をしている時の生徒でした。

授業で合唱の練習をしている時に、N君はリズムは合っているのですが、音程はほとんどなく、ずっと同じ音程で歌っていることに気がつきました。

それで、授業が終わってからN君を音楽室に残し、個人レッスンを始めました。

もちろん、「音が合ってないから。」などとは言いません。

「N君の声すごくいいから、パートの中心になれるようにがんばって欲しい。」と言って。

N君の出している音に近いピアノの音を弾いて、「この音をアーで歌ってね。」

次に一音高くして、「じゃ、次はこの音。」

N君の声の高さ、さっきと変わりません・・・。

N君は、周りの声を聞く力も育っていないんですけど、自分の声に対しての関心が低いように思われました。

それで、片手を耳に当てて歌い、声を頭の中で響かせたり、裏声を出させたりしました。

裏声を出す時は、私はよく「てっぺんの髪の毛を1本、上に引っ張ったら高い声が出るよ。」と言います。

恥ずかしがっている間は出ませんけど、試しに髪の毛を引っ張ったら高くてきれいな声が出ました。

これ本当ですよ。

皆さんもやってみてください。(笑)

それから、遠くの友達に「おーい!」と声をかけるまねもしてもらいました。

遠くの人を呼ぼうとして声を出すと、やっぱり高くなりますよね。

そして、いつもの「アー」の声と遠くに向かって出した「おーい」を私のスマホで録音して聞かせました。

すると、随分音の高さに違いがあることが分かってきました。

N君の場合は、歌い慣れていなかったので、その後は、高い声を出すときはそれだけ腹筋を使うことやまゆを上げることなどを指導していきました。

そうやって、自分のパートがちゃんと歌えるようになったN君です。

音痴改善の無料体験レッスンはこちらから

皆さん、もし、「自分はもしかしたら音痴じゃないかな・・・。」あるいは「音程が今いち分からない。」そういう悩みをお持ちなら、一度、お問い合わせください。

あなたの状態を診断し、もっと楽しく歌えるようにサポートいたします。

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プロフィール

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35年間の中学音楽教師の経験を生かして、現在は吉岡裕美ミュージックスクールにて歌とピアノのレッスンをしています。
特に、音痴改善や大人初心者のピアノレッスンが好評です。
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また、30年間、大津少年少女合唱団の指導をしています。

詳しいプロフィールはこちらをお読みください。
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