3月1日、大津町立護川小学校の合唱指導に行って来ました。
今年は卒業式で歌が歌えるそうです。
嬉しいですね!
それで在校生(4、5年生)の歌と合奏、卒業生の合唱の指導にお邪魔しました。
みんなとってもきれいな声で一生懸命に歌ってくれました。
久しぶりに小学生と一緒に歌えて、とても楽しかったです♪
4、5年生の合唱と合奏
4、5年生は「夢の世界を」の歌と「威風堂々」の合奏をするということです。
最初に歌の練習をしました。
みんな、とってもきれいな声♡
それに素直です。
ただ、出だしはとってもがんばって、サビの高いところが小さくなっていたので、「一番言いたいところはどこ?」と聞いたら「さあ、出かけよう」「夢の世界を」という言葉が返ってきました。
そうですよね!
「じゃあ、そこをがんばりましょう!」ということで、のどから声を出すんじゃなくてお腹から出すことや目からも出す、眉毛も目もほっぺたも口も思いっきり上げるなどをやりました。
ほんとに素直な子ども達。
口を縦に開けて、お腹から「アー」と言ったら、全員で「アー」と真似してくれる!
「真似して」って言った訳じゃないのに。
そうやっているうちに、サビのところが堂々と歌えるようになりました。
合奏の方は、リコーダーと鍵盤ハーモニカの子ども達がいたのですが、「フー フフフ フー フー」と聞こえてきたので、「トゥートゥトゥトゥートゥートゥー」となめらかに歌ってもらいました。
雰囲気が随分「威風堂々」っぽくなりました。
やっぱり卒業式での演奏なので、威厳を持った堂々とした雰囲気が大事ですね。
こんな感じで、あっという間に1時間が終わってしまいました。
でも短時間でポイントを身に付けた子ども達ですから、卒業式では素晴らしい歌と演奏で、卒業生を送り出してくれることでしょう。
卒業生の合唱
6年生は「栄光の架橋」を歌います。
事前にそのことを聞いた時、「え?栄光の架橋?あれ、ものすごく音域が広いのに・・・」とかなり心配になりました。(汗)
でも子ども達はこの歌が好きなんですね。
何とかなりました。(ほっ)
最初は、頭のてっぺんの髪の毛を上にちょっと引っ張ってア~ア~の練習。
声を頭の方に、でもお腹から下はずーっと下に重心を。
これで随分頭声で歌えるようになりました。
とてもきれいなボーイソプラノが何人かいます。
その子達のおかげでよく響くようになりました。
中にはもう声変わりが始まった男子もいて、その子達は今は無理をしたらいけません。
出せるところを軽く出したがいいです。
次にしっかり伸ばす練習。
「栄光のかけはしへと-」という一番大事なところで、短く切れてしまいます。
これでは橋から落ちてしまいますね。(汗)
それで「架橋ってなあに?」と聞いたんです。
そうしたら、一人の男の子から、私が思っていた以上の素晴らしい答えが返ってきました。
「遠く離れたところにある2つを繋げるもの」
わぁー、すごい!!
そうだねぇ、その通り!
さあ、じゃあ、遠くの2つがつながるようにしっかり伸ばそう!
「1拍っていうのは2の頭まで、5拍っていうのは6の頭までだよー!」
男の子の素晴らしい答えのおかげで、架け橋がつながりましたー!
嬉しいな!
さて、こうやって6年生の方もあっという間に時間が過ぎ、最後に通して歌いました。
「この歌はちょっと難しいかも・・・」なんて考えていてごめんなさい。
最後の歌は一人ひとりが本当に意欲的に気持ちを込めて歌ってくれました。
さあ、授業が終わりです。
でも、挨拶の前に何人かの子ども達が今日の感想を言ってくれました。
「高い声が出るようになりました。」
「今日のことを忘れないでがんばって練習します。」etc。
嬉しいですね!
護川小の子ども達、ありがとう!
久しぶりに小学校に行って、子ども達と歌の練習をしました。
みんな素直で、明るい声で、一生懸命で、とっても嬉しかったです。
3年前に、ある小学校に合唱指導に行っていたのに、新型コロナの流行で突然、練習がなくなった・・・。
行く度に上手になっていって本当に楽しみにしていたのに、あの時のショックはいつまでも尾を引いていました。
まだまだ感染の心配はなくなりませんが、卒業式で歌が歌えることが感謝です。(こんなの当たり前のことなのに)
こんな中で成長していく子ども達の未来に幸せがたくさんありますようにと心から祈ります。
この記事へのコメントはありません。